つまび き
親方の経験則やら、その当時やら
なんとか、昨日レッスンに行くという事ができた。帰り際、親方と「はつもの」以外の感覚の話をした。どうやら生楽器とは100年以上思惑どおりの音色を響かせるのが「名器」と呼ばれるようだ。ところが一部の生楽器では「枯れた音」(説明は出来ない)になる傾向があって、どうしても区別されてしまう結果となる。好き嫌いは論外で。
そこの感覚をしっかり踏まえるためにメモをして記録した。手前書きは、“楽器と触れている間の作動”の話題なので注意書きしなくてもいいかと目論んだ。
交互に指を弾弦し続ける。これは、右指先で拍をとるとよいのかも。
最後の箇条書きは、自分からはなれていく「なにか」なので太書きにした。
そして、次の日の今日。wife が「パンパン音鳴っとるよ〜。もっと力抜いたら〜〜」だと.....
なるほど、自宅でも「鳴る程」を客観聴してくれているのだ。wife は嘘をつかないのでそのとおり従って自分を作動させてみた。
wife が「ええでぇ〜 いつもはリキんどったんよ〜 鳴らそう鳴らそうせんでもええんよ。」
自信満々な顔で私に話しかけてくる。私も自信満々で受け入れた。
「嘘ではない。ほんまや〜・・・」と。
今は非常に賢く弦を響かせている、以前と比べて・・。余計な「なにか」の引き算が出来た。そこで、親方との話をふと思い出した。時間は進行していき、初期状態の生楽器は時につられて経過する。それまでの間でクラシックギターは大きくなったり、人間の演奏形態が違ったりすることはあまりない。
! 弦だっ! 1、2、3ダァ〜ッ!!!
40年前に使用していた「弦」と、現代で使用している「弦」は切磋琢磨され製造品質が変わっている。これはテニスラケットとストリングスの関係で一発で理解でき、感触もはっきりわかる。40年ほど前のテニスラケットを使用して、最新のストリングスを張る。そしてゲームを楽しむ。これは余程の好事家だ。肝心のゲームを生かす、そして勝利して満足を得ることは職業選手でも遠ざかってしまうだろう。プロは最新のラケットとストリングスを使ってファイトマネーを稼いでいる。でないと、勝つボールを自身から放つことが出来ない時代なのだ。
好事家の一般人は、その当時のストリングスを張ってゲームと戯れるのがよいだろう。ところが40年前のストリングスなど売っているわけがない。ボールとの接触の仕方が昔とはあまりにも変わってしまい「製造廃止」になっている。
いつも、テニスとクラシックギターの「ナイロン」などの化学繊維について思わされるのだが、テニスのストリングス製造技術はとてつもなく進歩している。シープガットそのままの化学繊維が格安で手に入る。クラシックギターは案外まったりとしているように見受けられる。私は1年と9ヶ月の初級者だが。たぶん「そういうものなんだよ」に重きをおいているのだろう。
そこまで自分勝手に整理できたおかげで、新しい弦を購入した。新しいけど「歴史のある弦」と謳っている。ひょっとしたら、もっと「なにか」の引き算ができるかもしれない。
響きはその時に依る。このたびは wife に、つまびいきとなった。
後日少し気になり、テニスラケットのストリングスを検索してみた。
すると、昔は「それ」しかなかったストリングスが今も生産販売されていた!
素材(強力糸)は変わっていなかった。

